ヴォーカル

こんや しょうたろう

こんや しょうたろう

高校のとき、僕は夢を諦めました。
僕には左手のひじから先がないし、才能もないし、
夢に破れて泣くのがオチだと、一人で勝手に納得して、諦めていたんです。そう思うのはラクなことでした。とても。早くそのことに気がついてよかったとさえ思っていました。でも、ある日ぼーっと夜食を食べつつ思ったんです。宇宙の大きな流れから見ると、僕はただのかけらなんだなって。
夢に破れて泣こうが、もっと言えば、僕がいなくなっても宇宙が消えてなくなるわけではないんだろうなって。そう思ったら、ちょっとくやしかったけど、スーと胸のつかえが取れたようにラクになれました。歌いたいなら歌えばいい!本当に、とても簡単なことでした。そうか。僕は今、ここで、こうして生きている。もうそれだけで、失敗なんてありえないと思ったんです。僕が生きているということが、僕にとっては何よりすばらしい。それ以上の何があるでしょうか。ある日。ぼーっと夜食を食べたあの日以来。

これまでの出演

  • Premium Concert for Kids & Otona Generations Vol.11
  • Premium Concert for Kids & All Generations Vol.15